石川県輪島市特産の地の粉を用い、専門の職人による数多くの生産工程を経て作られる強さ。幾重にも塗り重ねられた漆と、それを引き立てる加飾による芸術的な美しさ。双方を兼ね備えた輪島塗の器は、歴史をさかのぼれば江戸時代から豪農や豪商を魅了し、いまや世界の国々にも多くのファンがいます。伝統工芸品の漆器が数あるなか、輪島塗がもつ魅力について解説します。
「全日本人味噌汁椀輪島塗化計画」ブログ
「漆」は、「漆器」の原料ですが、完成した「漆器」もゆっくりと時間をかけて空気中の水分を取り込んで、より強く美しくなっていきます。
今回は輪島塗から話を広げて、伝統工芸の漆器についてお話しします。数ある日本の伝統工芸品の中で、漆器にはどのような歴史があり、またどういった種類や良さがあるでしょうか? また石川県が、なぜ輪島塗など3種類の漆器を生産する日本有数の漆器産地となったのかもひもといてみます。
輪島塗の製造工程は、大きくは木地つくり、漆塗り、装飾を施す加飾の3つです。それぞれに細かく工程が分かれていて、トータルで124もの工程を経てひとつの器が完成します。工程ごとに高い専門性をもつ職人が担当し、じっくり時間をかけて丁寧に製作します。丈夫さと美しさを兼ね備えた輪島塗の漆器は、こうした製造工程に支えられています。
輪島塗の器のお手入れは大変そうだと思っている方も多いかもしれませんが、じつは簡単です。いくつか気をつけたほうがいいことさえ守れば、手入れにそれほど気をつけなくても大丈夫です。使い続けるうちに欠けたり塗りが剥げたりしたら、修理して使い続けることもできます。
螺鈿(らでん)は、板状に薄く加工した貝殻を模様の形に切り抜き、漆の面に貼り付けて、漆器に装飾を加える技法です。螺鈿に使われる貝の種類や薄さによっても風合いや表情が変わります。宝石のようにキラキラと光沢のある螺鈿で彩られた輪島塗の器は、使うだけでなく、鑑賞するのも楽しいものです。
「棗(なつめ)」は茶道具のひとつで、抹茶の粉を入れる漆塗りの容器のことです。輪島塗の器は断熱性に優れ、温度や湿度変化に強いため、繊細な抹茶をいい状態で保存するのに最適です。また輪島の漆器ならではの沈金や、蒔絵、螺鈿などの装飾を施した棗は、茶席に華やかさをもたらす人気の商品です。
蒔絵は、漆器に飾りを加えるための伝統的な技法のひとつです。蒔絵の丹念な手技が作り出すきらびやかな模様は、輪島塗の品々を選ぶ決め手となることも多いのではないでしょうか。輪島でいつからどのように蒔絵が盛んになったのか、そして蒔絵の主な手法について説明します。
輪島塗のお重は、お正月のおせち料理のための器ではありません! 輪島塗の重箱=四角い箱が積み重なった漆器として、もっと自由に、日常の食卓を華やかに演出したり、意外な用途で活用してみませんか? 定番で人気の四角形のお重だけでなく、意外な形のものもご紹介します。
縄文時代が起源といわれる長い歴史をもち、日本を代表する伝統工芸品として世界でも人気の漆器。その中でも輪島塗の良さはどういったところにあるでしょうか。自然の素材を用いて輪島の土地に根ざした伝統的な作り方を行うことなど、輪島塗の特徴から、輪島塗の良さについて解説します。
輪島塗
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