今回の能登豪雨について
輪島塗の歴史上、これほどまでに試練を与えられた年はあったのか。
地震、余震、水害……。
現在、小倉で展示会をしており、輪島の現状は確認できていませんが、田谷漆器店は人的被害はゼロでした。
現状から目を背けたく、電子版北國新聞を読む事や、テレビを見ることができていませんでした。
少し気持ちも落ち着き、新聞のバックナンバーや、先日までの報道を見る事ができました。
本当に自分の生まれ育った場所が、どんどん壊れて行くのは辛いです。
そして、ようやく仮設住宅に入る事ができ、少しは生活が安定してきた人々も沢山いて、その仮設住宅が浸水したとなると、もう言葉になりません。
田谷漆器店は、現在は東京、小倉、長崎と3個所で展示会等をしております。
僕自身も、小倉におり、小倉のメンバーとはゆっくりと話せていますが、何があっても今まで通り、「前進あるのみ」なのかと。
それが田谷漆器店らしく、今までの歴史で苦しくとも繋いできてくれた先人への、現代を生きる人間の責任かと思ってます。
沢山の方々から今回もメッセージをもらいました。
今回も本当に勇気づけられています。ありがとうございます。
田谷漆器店の更地になった敷地、トレーラーハウスは外から見た限り、無事です。
いつも通り、平常心で、目の前の事からコツコツと、そして大きく前進していきます。