輪島塗の魅力

永遠に古びない、
美しさと品格を備えた
「暮らしの器」

冬場の降水量で東京の約5倍、日照時間では東京の3分の1以下を記録する輪島市は、雨天時には絵師・長谷川等伯の『松林図屏風』に描かれる、灰色と黒の滲む世界へ変わります。中世へタイム・スリップしたかのような風景を今も残すこの土地で、職人たちは江戸時代から、輪島塗の品質を追求してきました。ものづくりにおいて妥協を許さず、より高みを目指した彼らの想いは、今日まで続く輪島塗の、伝統と品質への取り組みに受け継がれています。

輪島塗の歴史 輪島塗ができるまで 田谷漆器店トップページ

品質を守りつづけるために、私たちがしていること

輪島塗の特徴は、高度に専門化した職人の分業制にあります。
木地師(きじし)は木地を作り、塗師(ぬりし)は漆を塗るなど、専門に特化した職人たちの行う工程は124にのぼります。全国でも他に類を見ない細分化された製造工程は、丈夫さと美しさを徹底的に追求した職人たちが、技を究める過程で生み出したと考えられています。
天明年間、1780年代には「大黒講」が組織され、輪島塗の製造工程の規定や、価格の協定、違反者への罰則などを定めるなど、高い品質を維持する取り組みがなされたことがわかっています。

輪島塗の「堅牢優美」を陰で支えた、先人たちの品質向上への取り組みにならい、輪島漆器商工業協同組合は、輪島塗の製造工程ガイドラインを定め、輪島塗の価値向上に取り組んできました。この規定により、木と天然漆、地の粉(珪藻土)を使い、伝統的な工程を遵守して作られた製品だけが、輪島塗と認定されています。

田谷漆器店が
特に大切にしているのは、ゆっくり作ること

市場に出回る漆器のなかには、表面の塗装のみに天然の漆を塗り、その他は合成樹脂などを用いた製品もあります。漆といっても合成漆を使用したものもあります。
デパート・小売店などお店によって材質の表示スタイルも異なりますので、消費者にとって紛らわしいのが現状です。

輪島塗はヒバやアテ(ヒノキ・アスナロ)など天然木に天然漆を用いた漆器作りを貫き、お客さまへ安心・安全な製品をお届けするよう努めています。
さらに当社では各段階の工程を忠実に踏まえたうえで、全ての工程において、特にゆっくりと時間をかけたものづくりを行っています。

ゆっくり作る理由のひとつは、製品を急いで乾燥させた場合に起きる漆の匂いの残留や、ウルシかぶれを未然に防ぎ、お客さまに気持ち良く輪島塗をお使いいただくため。
もうひとつは、完成後も固まりつづける漆のために、急いで仕上げて脆弱な器とならないように、漆器を寝かせる時間を考慮しているためです。

昔ながらの手仕事で、職人たちが漆と対話をしながら「ゆっくり作る」。
この工程を繰り返して輪島塗は、しなやかな強さと温もりのある美しさを備えた器となります。

実用の器を原点とする輪島塗は、日常の生活での普段使いでこそ、その真価を発揮します。
触れてみればわかる、自然素材ならではの五感を癒す心地良さを、日々の暮らしのなかで、多くの方々に体験していただけたら幸いです。

特選ストア | 田谷漆器店
輪島塗
特選ストア
Special Store

輪島塗専門の田谷漆器店のサイトにお越しいただきありがとうございます。
弊社商品の中からよりすぐりのものを販売する特選ストアをご用意しました。
自信をもっておすすめできる品々ばかりです。どうぞお楽しみください。

現在、予約注文を承っております。1年以内のお届けを目指して再建を進めていますが、様々な状況により遅れる場合はご連絡させていただきます。

暮らしの定番「日常使いの輪島塗」ご奉仕価格商品

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           拭き漆|輪島塗 田谷漆器店
拭き漆
カジュアル漆器
Casual Products

輪島塗と同じ技法で漆塗りを施しますが、上塗りの工程を行わないカジュアルな漆器を新しく開発しました。拭き漆とは、生漆(きうるし)を塗った後布で拭き上げる技法で、耐水性・防腐性に優れた漆の効果を備えています。

現在、予約注文を承っております。1年以内のお届けを目指して再建を進めていますが、様々な状況により遅れる場合はご連絡させていただきます。

           

輪島塗職人の道具から生まれたキッチングッズ

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